自己破産からの再出発~体験記~
借金600万円の自己破産体験記。

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会社へ電話がくる。4-1
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第3章破産と離婚「自己破産を上司に報告 3-2」からの続きです。

 自己破産の手続きに必要な全ての書類を脇に抱えて裁判所に行き、窓口(破産課)で提出し申し立てを済ませました。裁判所はなんとなく無機質的で廊下では人が行き来しているのですが、しーんと静まり返ったような、暗い雰囲気が漂っています。窓口の係りの人は、これまたロボットのような対応です。

 まあある意味こちらとしても、破産の手続きなので、責められても困るし、だからといって「大変だったねえ」などと励まされても困るわけで、まあこんな無機質的なやりとりでよかったかと思いました。ただ他に手続きをしていた人はみな弁護士か司法書士の人達でした・・・
 家に帰り、すぐさま各債権者に自己破産申し立てをした旨の通知書を送ります。これまた自分で自己破産の手続きをしているものですから、全部自分でやります。裁判所からやってくれればいいのですが、裁判所は通知してくれません。あらかじめ準備しておいたので、ポストに放り込むだけです。これで、裁判所への申し立ても終わり、全ての債権者に通知も済ませ、後は1ヶ月後に審尋というのがあるのでもう一度裁判所に行くだけでした。債権者から、取立ては来ないはずでした。

 通知をして数日後、いきなり会社に債権者である大手銀行から私宛に直接電話がありました。要件はたいしたことはありませんでした。

「○○さんですね。」

「はいそうです。」

「自己破産の申し立てをされたのですか?」

「・・ あっ ・・はい。」

「それでは当銀行といたしましては、然るべき処置を取らさせて頂きます。」

ガチャン!・・・・ツーーー

こんな感じです。ただの確認の電話といってしまえば、そうなのですが、困ります。会社に直接電話なんかされたら、狭い事務所で他の人に聞こえます。こんな確認電話は必要ないはずです。その為に裁判所からの印のある申立書を各債権者にわざわざ通知しているのですからなんのために通知したのかわかりません。これはいやがらせでした(そう思います)。そうでなくても、私にとっては嫌な思いをする行為です。

 この大手銀行は、この後にも、嫌がらせをさせられました。この銀行が給料の支払い指定口座になっていたので、給料日に引き出しに行くと、利用不可になっており、電話で確認すると、支店の窓口で手続きが必要とのことでした。約束をとり、後日支店に行きました。5分前に到着し窓口に声を掛け待っていました。

 約束の時間を5分過ぎても、10分過ぎても担当者が現れません。15分過ぎたところで、もう1度窓口に声を掛けます。

「もう少々お待ち下さいませ。」

20分過ぎても、25分過ぎても現われません。やっと、35分過ぎた頃にその担当者が現われました。担当者は最初に会社に電話をして来た人と同じ人でです。

「こちらへどうぞ。」

そう一言いって、私の前を通り過ぎ、担当者の脇でATM機に大勢の人の後ろに並ばされ、なんだかよくわからない簡単な機械操作をして、終わりました。なんだか、おかしくないですか?普通、約束した人を会社側が30分以上またせたら、なんか一言、その待たせたことに対して、なんか一言あるのが、社会一般的な人に対する最低限の礼儀なのではないですか?また、機械のことは良くわかりませんが、ATM機でやる必要があったのでしょうか。

 自己破産者に対しては、こんな対応で済まされるということなのでしょうか。確かに、私は銀行側に対し迷惑をかけ、非はあります。しかし、自己破産者というだけで、こんな対応が許されるんでしょうか。

 私は、何も言えませんでした。

 私は、あまり今まで「人権」などという言葉を意識したことはありませんでした。しかしこの時ほど、人として、屈辱を感じたことはありません。

 この銀行は、今更に大手同士合併を何度も繰り返し、超マンモスバンクになっています。巨額の資金を動かす影で、弱い社会的立場の人間を軽くあしらう行為をしているのが、悔しいです。全てがそうではないのでしょうが、どんな人間も、最低限の守られるべきモラルは必要ではないでしょうか。

 前にこんな中小企業の町工場の社長の言葉を聞いたことがあります。肝に銘じられました。

「銀行は、晴れた日に傘を貸してくれる。ところが、雨がふりだしたら、その傘を全部持っていってしまう。・・・」

 そうやって倒産し、更にいろんなところから精神的に追い込まれていくのだと思います。たった一度のこれくらいの屈辱でもたいしたプレッシャーになります。これは無言の言葉の暴力です。精神に向かっての暴力です。また具体的な言葉の脅しもあるでしょう。これが何日も続けば、誰だって一度や二度は命を絶つことを考えることでしょう。

 どうにか、守っていけないかと思います。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



コメント
この記事へのコメント
びっくり!

こんばんは~。
ブログを読んで最後のところで、私のブログの紹介といいますかあってびっくりしました。

「人権」借り入れが出来るときにはこの言葉の重みを感じることはありませんでしたが、今は・・・。

いろんな事がありますが、お互い頑張りましょね。
ブログランキングが上位になってくると不思議に元気になったり、前向きになる自分がいます。
すごく励みになりますね。
2006/05/17 (水) 19:39:01 | URL | MOMO #-[ 編集]
MOMOさんへ
コメントありがとうです。

 ランキングの上昇を励みにがんばりましょう。
2006/05/18 (木) 13:20:36 | URL | ポンタ #-[ 編集]
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