自己破産からの再出発~体験記~
借金600万円の自己破産体験記。

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自己破産 免責決定の瞬間2
(続き)しかし、このような債務者がいたとしても、多重債務全体をそうした優遇できると思えない債務者と比較してみると、それでもやはり自己破産制度をその全体を考え厚く保護していく必要があると思われます。それは、数字で見る限り、そのようなあっけらかんとした人はごく一部にすぎないからです。より多くの不真面目ではない債務者の為に自己破産という、再建の最終手段を用意し、存在させておく必要があるのだと思います。
確かに一部のマスコミ等では、
「浪費やギャンブル等(浪費・遊興費・ギャンブル)を原因として、あっけらかんとする、安易な破産が多い」
と報道されていたりします。

 しかし、破産理由のなかで、(生活苦・低所得・負債の返済・事務資金・保証債務・第三者債務の肩代わり・病気・医療費・失業・転職・生活用品の購入・給料の減少・教育資金・住宅購入・冠婚葬祭・名義貸し)等が97%を占めるのに対し、先の安易な破産と思われる原因のものは、わずか4%に過ぎないそうです。

 マスコミはこうした4%の一部を引き伸ばして報道しています。一方で、利息制限法違反に当たる利息を取る消費者金融をスポンサーにもっていることもあるマスコミは、利息制限法違反については大きく取り上げることをしません。これは、法外な金利の実態に対し誤解や偏見、社会の意識を育てない結果を生じさせていると思います。

また数字上の話ではなく、少々自身の主張する説明に矛盾することをいうかもしれませんが、実際の破産者自身のことをいえば、それはなんらかの悪い面があることはあるでしょう。過失とでもいえばいいでしょうか。借金をして返済不能になる、経営に失敗する、保証人になって負債を背負った。少なからず自身に落ち度がまったく無いなんてケースは大ではないはずです。

 しかし例えそうであるとしても、問題はこうした経済的問題が、大きな社会問題を生じさている現状があります。それは先述の通り最終的にはまったく影響ないはずの「命」に関わる問題ということです。お金で尊い「命」を奪うよりも、やり直しの人生を歩める選択を示すことのほうが、たとえそれら経済問題と内面的な問題を両天秤にかけたとしても、守られなければいけない大切な選択だと思います。

 戦前は、経済問題が優遇されていました。つまり、借りた方が悪いのだから責任を取るべきとされていたのです。全財産を処分して債権者に返済するとう仕組みである「自己破産」がドイツ法系の不免責主義を採用して誕生しました。つまり、コメントの意見のように、破産者を責める考え方であったわけです。つまり、当時は「自己破産」も懲罰主義であったということです。

しかし、自殺者などの増加をはじめ多重債務は社会問題化しました。破産者にも「救済」・「生活の再建」をとする考え方に変ってきたわけです。戦後、1952年に英米法系の自己破産制度の考えを導入し、消費者を保護する形の免責主義が破産法に加わりました。従来「自己破産」と「免責」手続きが別扱いになっていたのはこのためです。

 少し私の免責体験の話から脱線してしまいましたが、こうして私自身の免責が決定し、すぐ後に全債権者にその旨通知しました。
すると、それまでの取立てやの電話、差し押さえ等は、一切全てが

「ピタッ」と・・・と止みました。

苦しみ苦しんで離婚までしてしまった借金苦の長い長い7年間が、終わった瞬間でした。まさにその瞬間、その日ポストに裁判所から免責の決定通知が入っていた時から。今までのことが嘘のように完全に借金苦の生活が終わったのです。

 会社経営者などの方の場合はそうもいかない事情があるかも知れませんが、少なくとも、一個人の多重債務による自己破産であった私の借金生活はこの瞬間から開放されました。

 そして、ここから私の再出発の人生のやり直しとなりました。

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