自己破産からの再出発~体験記~
借金600万円の自己破産体験記。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
自己破産者は悪者か。
借金話には弱者やその弱者に対する消費者保護という言葉がよく出てきます。一方、借金をして返せない弱者(債務者)を悪く(批判的)に言う(書く)人がいます。弱者って誰なのか?・・・弱者って本当に弱い立場の人の事なのです・・・
なんだかいろんなブログやコメントを見ていると、中には借金を踏み倒したことを自慢げに書いている輩をたまに見かけます。そのせいだからでしょうか?借金を抱えた返済に困窮した人や自己破産した人(私を含め)を批判する人がいます。なにが弱者だと言わんばかりにです。

「それは勘違いです」と私は言いたい。確かに、中にはわざと多額の金を借りて破産したり、ギャンブルで失敗するのがわかっていて破産までしてしまったりする人もいるでしょう。しかし、多重債務者や多くの自己破産者、または借金返済に困窮する人々は、本当に弱者と言われる人が多いのです。少し数字を挙げますと、破産者の年齢は中高年が約50%で多数をしめます。月収は20万円以下が70%以上です。いわゆる低所得層です。そして、80%以上が家族(2~4人)がいます。持ち家でない人はおよそ90%です。破産理由は「生活苦・低所得・負債の返済・事業資金・保証債務や肩代わり・病気の医療費」が80%をしめます。 最後に、「浪費・遊興費・ギャンブル」が破産の理由の人はわずか4%です。(※これは少々古い統計で1997年の日本弁護士会によるものです。しかし、現在もその数字に大きな変動はないと思います。)

 このように、多くの人は精一杯の生活をする中、真面目に借金を返そうとするなかで、多重債務に陥り破産しているのです。非常に弱い立場なのです。ですから、冒頭で私は「それは勘違いです」と言ったのです。
自業自得と言い放つのは簡単です。しかし、それだけで済ませれる問題ではないのです。この裏には、高金利(利息制限法)やヤミ金の問題など様々な社会問題が隠れているのです。個人の責任と・・そうどこまで言い切れるのでしょうか。

 その一方、矛盾した説明に聞こえるかもしれませんが、個人の責任というのは確かにあります。まったくなんの過失もなく借金で返済不能になるなんてことは考えられません。だから本人が悪いといってしまえば悪いにきまってますし、それに対する罰も必要でしょう。それを実行すれば刑罰主義にもなります。事実我が日本も昔は刑罰主義でした。戦前
「自己破産」の制度が導入された際、それはドイツ法系の「自己破産」制度でした。免責が無かったのです。つまり「不免責主義」です。

 しかし、時代の変化とともに戦後1952年に英米法系の「自己破産」制度から「免責」が追加され、消費者を「再建」させる手段が用いられたのです。ここで、日本も「刑罰主義」から「免責主義」に変ったといえます。こうした制度の変遷からしても、消費者保護・生活再建の立場にたつ視点の重要さが大切なことは一目瞭然です。

 ですので、多重債務者の過失的な一面は、こうした問題の根本的な発生原因としては、当然その前提としてあるのです。ただ、それを前面に取り上げ言ってしまっては、こうした制度の変遷を見直した上からも本末転倒です。

 目を向けなければいけないのは、本人の責任問題を踏んだ上で、そこから生じる「消費者(多重債務者)保護」と「金融機関」との利害調整の問題なのです。

 ただ、その反面でそうした消費者の個人的問題に対しては、別途問題点を置き換えて、反省点や改善点、または注意を促す場も必要とは感じます。たとえ法的な救済による再建ができても、内面的な改善が無いのでは、タイトルでも掲げている「再出発」の本来の意味は成し遂げられないと思います。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
copyright © 2005 自己破産からの再出発~体験記~ all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. | Template by Gpapa.
アクセスアップ・上位表示のSEO.CUG.NET

Google
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。