自己破産からの再出発~体験記~
借金600万円の自己破産体験記。

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自己破産体験記 免責まであと少し(16)
・・・では体験記の続きです。

 このように、私は自分で「自己破産」申し立て(裁判)を行い、その裁判中に勤務先の給料を債権者から強制執行を受け差押えられた上、更に自らがその差し押さえ手続きをも行うという一風変った経緯を取る事となりました。

東条専務「おい、免責はまだ下りないのかね」

私「はい、もう間もなく決定すると思います・・・」

この間、東条専務から何度私宛に電話が来た事でしょう。会社の事情を心配されていたであろう専務は、当初2ヶ月程で免責が決定する予定であった私の免責決定がかなり長引いてしまったことに、かなりあせっている様子でした。
 この「免責決定」というもの、いつ決定がでるのかまったく分かりません。結果的に私の場合4~5ヶ月近く時間を要したのですが、この間差し押さえを続行しなければ行けなかったので、専務が再三催促してきたわけです。私も焦りましたが、どうしようもありませでした。現在は裁判そのものが迅速化されているようですので、「自己破産」申し立てから免責までが3~4ヶ月で終了するようです。

 ちなみに、先述したように強制執行を受けた金額は返還を求めることができます。私は約3~4ヶ月(3~4回)の差し押さえを受けました。毎月約4万円でしたので12~16万円の差し押さえを受けたのですが、これらは免責決定後に返還請求できます。

 この返還は民法703条不当利得返還請求権に基づくもです。これは、通常「自己破産」の裁判を開始し免責を得た場合、裁判申し立て以降の自分のお金は免責により自由に使える事となっています。
裁判中は差押えも認められますが、免責が得られれば法的な性質上差し押さえで支払った金額は本来債務者が自由に使えるはずのお金であるとの考えから、債権者にとっては不当に得たお金となり、返還の義務が生じます。そこで債務者は当然に返還を請求する権利が生じ、その請求を行使して取り戻すことができるということです。
【民法703条不当利得返還請求権:法律上の原因なく他人の財産又は労務によって利益を受け、そのために他人に損失を及ぼしたものは、その利益の存する限度において、これを返還する義務を負う】

しかし、私は返還請求はしませんでした。平成2年に最高裁でこの返還請求が認められない判決が出ていたことが気になったことがその理由の一つです。そして免責を受けたことで、この問題から早く関係を断ち切りたいとの思いからでした。
(つづき)

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