自己破産からの再出発~体験記~
借金600万円の自己破産体験記。

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第14話~借金で会社を首に・・・
・・・自己破産体験記の続き。

東条専務(仮名)「いっ、、いったいいくらなんだね?」

私「はっ・・・」

東条専務「自己破産した君の借金の額だよ。」

私「あっ、はい、600万程です・・・。」

東条専務「600・・・・・・・・・・・・」

なんだか重い空気が漂った。私は少し冷や汗を掻いていた。
困った。

この場から逃げたい。

しかし逃げようもない。

・・・

しばしの沈黙が、余計に心苦しい。


でも仕方が無い。

なるようになれ。

そう諦めかけたところへ、更に専務はこう言ってきた。



東条専務「以前にも何人か居たよ。」

「破産した社員はね・・・」

「・・・皆依願退職してるよ・・・」



またしばらく沈黙。

(それって、俺に退職しろと遠まわしに言ってるんじゃないか????まずい、でも今退職はできない。金銭的に底のない状態での裁判中。今退職したら生活ができなくなる。)

私は困った。

そして同時に、わざわざカラオケBOXで話をするわけも分かった。うちうちでこの強制執行の問題を片付けたかったのだろう。個人の強制執行といっても、会社にも手続き上の関係が生じるため、会社としては不都合なことが表にでるキッカケになっては困ると踏んだのだと思う。中小企業なら税金等一つや二つは隠しておきたいことがあるものだ。内の会社にもあることは噂で聞いていた。社員が辞めれば執行の手続きに会社としては関与しなくてよいことになる。

でも、私はとっさにこう言った。


私「自己破産を理由に、解雇はできないはずですが・・・」

東条専務「んっ・・・・・・・・・・・」



私はおもむろに、そして無意識にそう言った。多少強く主張を言ったかたちとなったが、辞めるわけにはいかないので、自分の主張はここではっきり専務に伝えておかなければ後々話がこじれてもお互いに困ると思った・・・とっさの一言だった。。

ちなみに「自己破産」そのものは会社の解雇理由には当たらない。当時そのことを私は知っていたのであえて主張した。専務は当然はそれは知っていただろう。その後は解雇に関するようなことは一切話さなかった。

しかし、専務がこう言ってきた。



東条専務「執行の処理は君がしなさい。」

私「えっ、私がですか・・・経理じゃないですけど・・・」

東条専務「他言しないように、内密に・・・」



(普通は経理などで処理するはずだが・・・なぜ?やはり税金等の問題があるからだろうか?)

続けて、東条専務は更にこう言ってきた。
(つづく)

コメント
この記事へのコメント
こんにちは ポン太さん。
以前に、(もう去年の12月のことです)メールをした者です。

その時に、私は、メールで、借金問題に悩んでいましたが、地元の司法書士さんに相談することを決めたと書きました。
そうしたら、ポン太さんは、弁護士の方が良いのに・・と返事をくださいました。

今、その時に、その言葉が強く思い出されます・・・
私達、夫婦は、司法書士さんに お願いしましたが、細かく突っ込んだ相談などが出来ず・・
結局、今、また返済に苦しむ日々です。
司法書士さんが話をしてくださったカード会社への返済と、
その他に、車、公庫の返済・・自営の仕事が、順調でなかった時があったりで・・家賃が遅れて、裁判所からの通知が、今日、来てしまいました。(家賃は、ずっと、滞納しているわけではなくて、1~2ヶ月遅れて払う・・それが続いたためですが・・)
いい年をして、借金が、どうにも出来ず、税金も払えず、保険も解約したままで、生きる価値のない人間なんだろうか、と思ったりもします。
今、私は、身内とは、一切、連絡を絶っています。友達もいません。ネットで知り合ったメール友達との楽しいやりとりだけが、今の私の楽しみです。しかし、その友達に、こんな重い話は出来ません・・

親身になって答えてくださったポン太さんが、今、無性に思い出されて・・・
私達がしなければ、いけないことは、分かっています。
まず、弁護士に相談すること・・弁護士を探すこと・・
そして、心を強くすること・・
どうしようもない人間2人とは思うのですが・・
私も、今、頑張れば、来年は、誰かの相談にのってあげることが出来るだろうか・・・
相談する・・・これが、とても難しいことだと思います。

とても寒くなりました。
体を温かくして、健康に留意して過ごしてください。

2007/11/22 (木) 17:31:19 | URL | 名無し #-[ 編集]
名無しさんへ
せっかく司法書士に相談したのに、また返済が繰り返され苦しまれていることは大変残念です。

私が自己破産する前、「あ~、もう一生掛けても返せない。どうすればいいんだ。」「もうだめだ。」そんなふうに考え、一人でトイレで涙を流して泣いたことがあります。いい年こいた、大の大人でありながらです。情けない限りでした。命を捨てようと思ったこともあります。当時、たとえ100万いや300万あったとしてももう完済できないような状況でした。「自分はだめな人間だ。」「もうなにもかも終わりだ。」そう考えていました。家族にも話しましたが、どうにもなりませんでした。毎日、定職に加え、夜間アルバイトもし、内職もし、働きましたが、それでも、どうにもすることができませんでした。苦しい苦しい、それはそれは本当に地獄のような毎日の連続でした。何一つ楽しみなどありませんでした。

私が「弁護士」に相談にいったのは、そんな日々を数年も続けた末、やっと足を運んだものでした。怖くて、怖くて、全てが怖くて、たった一度の「相談」に足を運ぶことが、こんなに苦しい毎日を過ごしていたにも関わらず、恐怖のあまり、何年も行くことができませんでした。勇気が無かったんです。それは、大きな勇気ではありません。小さな勇気なんです。でも、その小さな勇気が、それすらなかったんです。

でも、相談に行き、私は、元の生活を取り戻しました。借金はもうありません。ただ、ただ、借金がないということが、どれ程、気を楽にさせ、今日までの日々を過ごさせてくれたことか。背負った負もありますが、でも、新たな人生のやり直し、新しい挑戦に自分の人生を生かすことができるようになりました。本当に、もっと早く、もっともっと早く、少し勇気を振り絞って、「相談」に行くことをしなかった自分を後悔するばかりです。

先日、非公開で借金の相談を下さった方がいました。非公開ですので、細かなことは書きませんが、その方は、「やはり相談に行くべきでしょうか?」という内容のものでしたので、私は、「是非早めに相談に行ってください。」とご返信をしました。数日後、「実はもう今週相談に行く予定だったんです・・・」との返事が返ってきました。

もう「相談」に行くことが決まっているのに、それでも、本当に行った方がいいのか?行くべきなのか?不安で聞いてこられるんです。・・・

皆さんそうです。不安で不安でいっぱいなんです。

その方は、そして、今頃、相談にもう行かれているはずです。

また、一人、「相談」へ足を運ぶ方ができて、本当に嬉しく思います。

 最後に、何があっても、「生きる価値のない人間・・・」なんていないんです。

なんで、自己破産なんていう(借金がなくなる)ものがあるんでしょう?私は不思議に思いました。だって、なんだか都合がいいもんじゃないですか・・・借金がなくなるんだから・・・

私はその理由を後に知りました。これは、その法律の根本に「個人の尊重」という考えがあるからなんです。憲法に出てくるそれです。どんなに貧しくても、豊かでも、障害があっても、肌の色が違っても、宗教が違っても、みなかけがえのない存在だと言う考えです。生きる権利が誰にだってあるんです。やり直しができるんです。一人一人を大切にしようという考えが、「個人の尊重」です。憲法13条に示されています。

こうした根本的な考えの下、一度堕落してしまった経済をリセットして、もう一度人生を再出発させる制度なのです。

最大限有効に、自分のために活かすべきものと思います。

他の有益な手段もあるかもしれません。

どうぞ少しの勇気をもって、相談に足を運ぶ小さな勇気を持ってください。

(私への体調への気遣い、感謝いたします。ありがとうございました。そちらも、どうぞ、お大事に。)
2007/11/22 (木) 21:33:10 | URL | 中村 #-[ 編集]
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